「サロンのリピーターさんを増やしたいけど、いい方法はあるの?」
私は、セールスが苦手でした。
会社でも技術系の仕事で、営業はやったことがありません。
でもセラピストとして独立したからには、やっぱりセールスは避けて通れない。
そう実感したのです。
といっても、何かを売りつけるとか、そういうことではありません。
私は、「タイ古式マッサージ」という施術を提供していましたので、
「タイ古式マッサージって何? 受けてみたい」
と思ってくれる人を集めないといけなかったのです。
そこでこの記事では、そんな私の実体験に基づいて
について、わかりやすくお伝えいたします。
3ステップで覚えるリラクゼーションサロンの集客
というわけで、サロンを開業したら(というかそのちょっと前から)、集客活動が必要になります。
下図を見てみてください。
リラクゼーションサロンの集客イメージ
- あなたのサービスに興味のある人を集める
- その中から「欲しい」、「利用したい」という人に購入してもらう
- 購入してもらった人に、もう一度、購入してもらう
この3ステップで、真ん中(あなたのサロン)に近づいてきてもらう。
そんなふうにイメージしながら集客を行っていくとよいでしょう。
具体的にどんな集客活動をしてきたのか? については、下記の記事を見てみてください。
サロンのリピーターさんを増やす5つの方法
この基本をふまえて、「リピーターさんを増やすには?」について考えてみたいと思います。
下図の「ステップ3」のところですね。
リラクゼーションサロンの集客イメージ
- あなたのサービスに興味のある人を集める
- その中から「欲しい」、「利用したい」という人に購入してもらう
- 購入してもらった人に、もう一度、購入してもらう
実際に私が試したことをわかりやすくご紹介していきます。
1. 当たり前かもしれないけど定期的なスキルアップ
セラピストとしては当然のことかもしれませんが、練習は基本だと思います。
先生に見てもらったり、私のサロンで練習会を企画して開催したりなどしました。
タイ古式マッサージはいろいろなワザがあるので、常に研究していた覚えがあります。
2. 他店とは違う特徴をだした
これは他の記事でもお伝えしているのですが、競合店をチェックして、他とは違う特徴を出せないか? と考えました。
といってもちょっとしたことなのですが…
- サービスのお茶にこだわる
- お茶を入れるお水にこだわる
- 店内BGMにこだわる
- 施術前後の時間に余裕を持たせる
- 営業時間を工夫する
…といったことところです。
特に私自身が意識したのは、「個人店ならではのアットホームさ」です。
なぜかというと、近隣の他店にはチェーン店が多く、システマチックなサービスが基本だったからです。
3. 施術以外のサービスにも気を配った
これは、上記の 1) とも重なるのですが、私が売っているのは、「施術ではなく時間」と考えるようにしました。
来店から退店まで、お客さんが過ごす時間をいかに素敵なものとしていただくか?
こう考えることで、改善点が見えてくることがあります。
4. 忘れ去られない工夫をした
これは例えば、「お客さま通信」のようなお手紙や、メールマガジンといったものをコツコツとお送りさせていただく、という作業です。
セールスレターというよりも、来店していただいた感謝を伝えるお手紙、といった感じです。
というのもお客さまは、こちらが思うほど、私たちのサロンのことを覚えていないからです。
実際に、それなりの効果はあったと思います。
5. お得意さん限定のキャンペーンをした
お得意さん(リピーターさんのなかでも、さらに来店回数の多い方)のために、限定的なキャンペーンをしたこともあります。
これはなかなか好評でした。
代わりにおみやげをもってきてくださるお客さんも結構いらっしゃって、恐縮でした。
そもそもリピートしてくれやすいお客さんっているの?
次に、ちょっと反対から考えてみましょう。
誰でもがリピーターさんになるわけではなく、あなたに合った人がリピーターになる。
特に個人サロンだと、この傾向が強いかもしれません。
例えば私の場合なら
- 私自身が会社員としてパソコンを使う仕事をしていて、肩や腰が辛かった
- だからこそ、そういったお客さんの辛さをわかってあげられた
という部分がありました。
またもっと単純に、人と人との相性みたいなものも、あるかもしれません。
あなたのセラピストとしてのスキルだけではなく、自分の性格、なぜセラピストになろうと思ったのか? などについても振り返ってみるとよいでしょう。
セラピストは施術だけでなく、自分自身も商品の一部として扱われることもあるからです。
サロンとしてリピーターさんが増えるような工夫をすると同時に、もともとリピートしてくれやすいお客さんをターゲットにしていく。
ここを意識しておくことで、サロンのリピート率も高まってくると思います。