![](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2207011730-150x150.jpeg)
「サロンのメニューって、どうやって作ればいいでしょうか?」
サロンを開業するとき、どんなメニューにするか?
ここを工夫することで、サロンの売上アップにつながることがあります。
なぜなら、施術は目に見えないからです。
なのでご新規さんは、サロンのメニューを見ても、「何を受ければいいの?」と迷ってしまうことがあるのです。
![サロンのメニューをどれにするか悩んでいる女性のイメージ](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2209051401-300x169.jpeg)
どんなメニューにすれば、もっと売れるようになるでしょうか?
実は私もサロン時代、メニューはあれこれ工夫をしました。
そこでこの記事では、その体験をもとに、
についてわかりやすく丁寧に、お伝えしたいと思います。
![](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2004210306-300x227.png)
サロンのメニューの作りかた3つのポイント
サロンのメニューづくりについて、まずは下図のようにイメージしてください。
![サロンのメニューづくりの基本イメージ](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2209041542-1024x688.png)
右側の「安 → 高」というのは、単価のことです。
- お得意さんになるほど高単価のメニューが売れる
これをひとつの目標として、サロンのメニューを考えていきましょう。
単価って何?
ここで「単価」というのは、「一時間あたりの売上」のことだと考えてください。
例えば、90分コースを9,000円で提供していたとすると、一時間あたりの売上は、6,000円になります。
また例えば、10回コースを割引して、前払いで一括購入していただいたとします。
すると、その月の売上はドカンとあがります。
でも割引しているということは、時間あたりの単価は下がっています。
そのために、
- ご新規さんが「お試し」しやすいようなメニュー
- リピータとして「再来店」したくなるメニュー
- お得意さん向けの「高単価」のメニュー
を考えていきます。
![ご新規さんが試したくなるようなサロンメニューのイメージ](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2209051403-300x169.jpeg)
ご新規さんが「お試し」しやすくなるような「サロンおすすめのメニュー」を用意する
まずは、ご新規さんが「試してみたい!」と思ってくれるようなメニューを考えましょう。
1) ご新規限定割引
わかりやすいのは、割引ですよね。
割引を活用する場合は、「あらかじめ割引しても痛くない、高めの料金設定」にしておけるとベストです。
避けたいのは、「本当は、もうちょっと高い値段で施術したいな(でも安くしないと売れないから……)」と考えながら施術を続けること。
もちろん、たまにはこういった体験にも得るところがあるかもしれません。
でも、不本意な状態を長く続けるのはやめましょう。
セラピストとして消耗してしまう可能性があるからです。
2) 施術時間を短くする
時間を短くすることで、お試ししやすくしてあげる。
これもひとつの方法です。
ただ、短くすることで、その施術本来のよさが消えてしまうことがあるかもしれません。
その点は、メニューづくりのときに気をつけるようにしましょう。
3) 施術をわかりやすくする
意外と大切で見落としがちなのが、「わかりやすさ」です。
食べものなら「美味しそう」。
ファッションなら「素敵」。
目に見えないので、こういった効果を引きだしにくいのがセラピーです。
ご新規さん向けに、できるだけわかりやすくしてあげられるとよいでしょう。
4) おすすめコース
「ご新規さんにはこちらのメニューがおすすめです」というメニューを、あらかじめ用意しておく。
このときに大切なのは、その「理由」です。
こういう理由があるから、ご新規さんにはこのメニューがおすすめなんです、というのをきちんと伝えられるとベスト。
シンプルに「満足度が高いから」とか「コスパがいいから」などでも構いません。
5)専門化
「当サロンではこのメニューしかありません」というのもひとつの方法です。
すくなくともご新規さんは、何を選べばいいか? で迷うことがなくなるからです。
このときに、「なんでこのメニューしかないのか?」という理由を伝えられるとよいでしょう。
「このセラピーに自信があるから」とか「いろいろ学んだ結果、これがベストだと思っているから」などでも構いません。
サロンを開業するときの売上についての基本的な考えかたについては、下記の記事を参考にしてください。
![リピーターさんがサロンに再来店しているイメージ](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2209051402-300x169.jpeg)
再来店したくなるような「こちらもいかがですか」のサロンメニューを用意する
ご新規さんに再来店してもらい、リピーターになっていただく。
これがサロンの仕事の面白さでもありますよね。
では、「サロンのメニューづくり」という部分では、どんな工夫ができるでしょうか?
6) 特に何もしない
例えば、「初回ご新規さんは20%オフ、次回からは通常料金になります」。
クーポンサイトなどを見ると、こういったサロンが結構、あります。
この点だけをみれば、リピーターさんになっていただく工夫はゼロです。
でも、もちろんこれも、ひとつの方法です。
7) 新規のときに体験したのよりもちょっとレベルアップしたメニュー
私がおすすめしたいのは、「ちょっとだけレベルアップしたメニュー」です。
例えば、
- 新規のときは、タイ古式マッサージ 90分コース
- 2回目は、タイ古式+オイルマッサージ 120分コース
みたいな、ちょっと違ったものを用意する。
この「ちょっと違ったもの」は、できれば「ちょっとレベルアップした感覚」があるとよりよいです。
- 初回はアヴィヤンガ(ご新規限定おすすめコース)
- 2回目はアヴィヤンガ+シロダーラ
みたいな。
単純に「次はもっと長いコースで」というのでなく、レベルアップ感があったほうが、お客さんも楽しいからです。
8) 期間限定割引
「2回目も割引ですが、30日以内に来店してくださった場合に限ります」
やや強引ですが、こんな感じで再来店をうながす方法もあります。
こういった、ちょっと強引なやりかたは、デメリットもあります。
この場合なら、30日過ぎたらもうこない確率が高い、ということ。
「割引期間を過ぎてから行くのはなんとなく損」
下手に割引をつけてしまったばっかりに、こういう風に感じるお客さまもいらっしゃいます。
9) すぐにたまるポイントカード
これは私のサロンでもやっていたのですが、ポイントカードってなかなか貯まらないですよね。
これをすぐに貯まるようにしてあげると、リピート率が高まることがあります。
サロンのメニュー以外のリピーターを増やすアイデアについては、下記の記事を参考にしてください。
![お得意さんがサロンで特別なメニューを受けているイメージ](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2209051404-300x169.jpeg)
お得意さん向けの「特別な」メニューを用意する
最後に、お得意さん向けの特別なメニューをご案内しましょう。
まず、お得意さんって何でしょうか?
これは「ファン客」などともいいます。
文字どおり、あなたのサロンのファンと言ってもいえる存在のことだと考えてください。
ファンのための特別なメニューをご提供する、ということですね。
10) セットメニュー・コースメニュー
セットメニューなどを用意することで、サロンの売上を上げやすくする方法があります。
「まとめ買い」みたいなイメージですね。
ただし、技術力のある整体院などによっては、何度も通う必要のない場合もあります。
11) シークレットメニュー(割引なし)
よくあるパターンですが、お得意さんならではの特別なメニューを提供する。
あえて、メニュー表にはのせない、というやりかたもあります。
リラクゼーションサロンでよくあるのが、ロングコースでしょうか。
私は自分のサロンで、「デザート付き」みたいなコースメニューをやったこともあります。
12) シークレットキャンペーン(割引あり)
お得意さん限定のキャンペーンです。
客数を増やしたいときは、効果的だと思います。
うまくいくと、告知した瞬間にメールや電話がジャンジャン来て、あっという間に予約がうまります。
でもやりすぎると、「シークレットキャンペーンでしかこない」お客さんが増えてしまう可能性も。
時間あたりの単価が下がることがあるので、気をつけましょう。
13) ゆるやかなつながり
これは「メニュー作り」とはちょっと違うのですが、飲食店などの常連さんって、なんとなくお互いが顔見知りだったりしませんか?
サロンではなかなか難しいかもしれませんが、こういったつながりを作れると、サロンとお店とのつながりが深くなっていきます。
お得意さんならではのイベントやセミナーなどを企画してみるのも、面白いかもしれません。
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![](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2208311301-1024x576.jpeg)
サロンのメニューって私のできる施術を並べればいいんじゃないの?
個人サロンなどでよくあるのが、「自分ができる施術をバーッとならべただけのメニュー表」というもの。
もちろん、それが悪いわけではありません。
それに、ひとつひとつの施術は、素晴らしいことも多いです。
でもだからこそ、メニューに工夫をしてあげることで、お客さんが選びやすくなって売れやすくなることが多いです。
ひとつのストーリーをイメージしてみると、良いかもしれません。
あるお客さんが、あなたのサロンに出会い、そしてセラピストとしてのあなたのファンになっていく。
![サロンのカスタマージャーニーのイメージ](https://y.udagawa.me/wp-content/uploads/2209051406.png)
こんなイメージです。
このようなイメージをしながら、サロンのメニューを作ってみる。
すると、毎日の施術ももっと楽しくなるのではないでしょうか。