この記事では、私がリラクゼーションサロンを開業して新規顧客を集めるためにやったことを紹介します。
サロンを開業したばかりでご新規さんが少ない……どうすればいい?
新規顧客をどうやって集めるか?
これは、初期段階でつまづきやすいポイントでもあります。
実は私も結構、悩みました。
そこでこの記事では、そんな私の体験を踏まえて、
- リラクゼーションサロンに新規顧客を集める方法
- 実際に集客に成功した事例
についてわかりやすくご紹介します。
なお、開業までのステップについては、下記の記事を参考にしてください。
リラクゼーションサロンに新規顧客を集める4つの方法
それでは、リラクゼーションサロンに新規顧客を集める方法について、順番に解説していきます。
1. ポスティング
ポスティングというのは、サロンのチラシやパンフレットを、文字どおりポストに投函して歩くという集客・宣伝活動です。
私が学んだスクールでは、独立開業のためのノウハウも教えてもらいました。
そこで学んだこと。
それは、
「とにかくポスティングしなさい」
ということでした。
1-1. ポスティングのやりかた
1) チラシまたはパンフレットを用意する
あなたのサロンのチラシまたはパンフレットを用意しましょう。
とりあえず1000部くらいでよいかと思います。
2) サロン周辺の地図を用意する
ポスティングは、サロンから遠すぎる場所でやっても意味がありません。
サロン周辺の地図を用意しましょう。
そして、だいたいどのあたりにポスティングするか? 見当をつけます。
3) 許可が必要な建物があれば事前に連絡
マンションなどポスティング禁止のところも多いです。
許可なく立ち入ると、警察を呼ばれることもあります。
4) 地図を確認しながらポスティングする
地図を確認しながらポスティングしましょう。
実施したエリアは、地図にチェックをします。
こうすることで、まんべんなくポスティングすることができます。
さらに実施日と実施時間を記入しておくことで、「どの地域にポスティングすると効果的なのか?」が見えてきます。
5) ポスティングにかかる時間と労力
私の体験ですが、1000部くらいでしたら慣れれば30分くらいで配ることができました。
ただし天候の影響を強く受けます。
暑い日はもちろん、寒い日も大変でしたね。
1-2. ポスティングの成果
あくまでも私の場合ですが、
- ポスティングは 1000部やって、新規おひとりが来店されるかどうか?
というくらいの感覚でした。
ここで大切なのが、新規顧客を獲得するためにいくらかかったのか? ということ。
例えば、1部印刷するのに5円かかったとします。
1000部配っておひとりご来店とすると、5000円でご新規さんおひとり獲得、ということになります。
ポスティングは手間のかかる集客方法なので、費用対効果をきちんと計算するようにしましょう。
2. 街頭や駅前でのチラシ配り
次は、チラシ配りです。
実は私はこれは苦手で、ほとんど受けとってもらえませんでした。
2-1. チラシ配りのやりかた
1) チラシまたはパンフレットを用意する
サロンのチラシまたはパンフレットを用意しましょう。
とりあえず50部〜100部くらいでよいかと思います。
2) 警察または施設に許可をとる
注意点として、チラシ配りは基本的に許可が必要になります。
警察に問い合わせてみましょう。
また特定の施設、建物の中や近辺でチラシ配りを行う場合は、その施設の許可が必要になることがあります。
3) サロン(お店の前)または駅前で配布する
「よろしくお願いしまーす」
などと言って配布します。
「新しくオープンした」などと声かけすると、興味をもってもらえるかもしれません。
パンフレットがおしゃれだと、より効果的です。
4) どこで何枚配れたか記録しておく
チラシ配りもポスティングと同様に、日時や場所、枚数などを記録しておきましょう。
どこで配ると効率的か?
が、見えてくるからです。
2-2. チラシ配りの成果
チラシ配りはポスティングに比べると、「配る人を選べる」という利点があります。
例えば、女性向けのサロンなのに、男性に配るという無駄を省くことができます。
配布スピードは、1時間で、20枚〜30枚くらいでしたでしょうか。
ちなみに 100部くらい配ると、新規お一人ご来店、といった成果でした。
チラシやパンフレットの内容も大事
ここでちょっと話しがずれますが、チラシやパンフレットは、何度も作りなおしました。
例えば、ポスティング。
平均して、1000部ポスティングして、お一人ご来店。
平均して、1200部ポスティングして、お一人ご来店。
これって微妙な違いに見えるかもしれません。
でも、実際に自分の身体を動かして宣伝活動をやってみるとわかるんです。
小さな差が、あとあとかなり大きくなってくることが。
印刷代、ポスティングにかかる時間、費用……。
さらに、新規のお客さんの何割かがリピーターになってくださる。
ここまで考えると、「小さな差」が雪だるまのようにふくらんでいきます。
なのでチラシについては、100パターンくらいは作りました。
3. クーポンサイト/フリーペーパー
最近は「ホットペッパービューティー」などのクーポンサイトを利用するお客さんも増えてきていると思います。
3-1. クーポンサイトへの掲載方法
営業担当に連絡すれば、すぐに資料を持って説明にきてくれると思います。
私のサロンでは、掲載料は毎月4万円〜5万円でした。
3-2. クーポンサイトの成果
ホットペッパーは、そこそこ反応がありました。
私のサロンでは、ホームページ集客にくらべると明らかにリピート率が低い傾向にありました。
4. 公式ホームページ/ブログ
公式ホームページやブログは、私のサロンでは効果的な集客方法でした。
具体的には、リピート率が高く、将来的にもたらしてくれる利益が高かったです。
ただし、広告費などをふんだんに使わない限り、効果がでるまでには時間がかかります。
通常は、6ヶ月〜1年くらいみておく必要があります。
そのため、開業準備の段階から用意しておくことをおすすめします。
4-1. 公式ホームページ/ブログのやりかた
サロンでホームページ + ブログ集客をするためには、さまざまなノウハウとスキルが必要になります。
詳しく知りたいときは下記のページを参考にしてください。
4-2. 公式ホームページ/ブログの効果
ホームページ集客は、リラクゼーションサロンが新規顧客を獲得するための穴場的な手段といえます。
というのも効果がでるまでに時間がかかるので、脱落する人が多いからです。
「ホームページは24時間、働きつづけてくれる優秀な営業マン」
という言葉があります。
実際に、リラクゼーションサロンが新規顧客を獲得する費用対効果はバツグンです。
また私のサロンではホームページ経由のリピート率も高く、将来の売り上げの安定化につながりました。
リラクゼーションサロンが新規顧客を獲得したその他の事例
私の知りあいやクライアントの事例も紹介しておきましょう。
チラシ配りで成功したサロン
東京の下町のほうにあったリラクゼーションサロンですが、
「お店の前でチラシを配っているだけでどんどん新規客がくる」
と、おっしゃっていました。
地域密着型というのでしょうか。
駅近く、商店街の中ほどにある路面店でした。
クーポンサイトで成功したサロン
ホットペッパーなどのクーポンサイトが効果的なサロンもあります。
どこでもそうなのかもしれませんが、やっぱり駅近くで、あまりマニアックすぎない施術を提供しているサロン。
こういうサロンがクーポンサイト向きなのかなあ、と感じました。
駅からめちゃめちゃ遠いのに成功しまくってる自宅サロン
駅からバスに乗り継がないといけない、めちゃめちゃ不便な場所で成功しているサロンもありました。
いわゆる自宅サロンです。
さらに、めちゃめちゃマニアックなセラピーを提供していました。
実際に足を運び入れてみると、生活感がまったくしません。
そのセラピストさんは、「自宅サロンなのに生活感がでているところが多すぎる。
なので大変だけど、ウチはそこは徹底している」とおっしゃっていました。
もちろんそれだけが成功の秘訣ではないのだと思います。
でもお会いするたびに、着ているものがどんどんゴージャスになっていって、ご本人もどんどん綺麗になっていかれるのが印象的でした。
地味だけど長年つづいてるサロン
サロンというか、いわゆる治療院みたいなイメージのお店です。
地味だけど、安定して続いている。
これはやっぱり、セラピスト(治療家)のスキルが安定しているのだと思います。
というわけで、やっぱり基本となる施術の技術が大切なんだなあ、と感じました。
新聞広告で一気に勝負にでたサロン
これは少し昔の話しになりますが、「新聞に広告を出した」というサロンオーナーさんもいらっしゃいました。
折り込みチラシではなく、紙面に広告を載せたということです。
数百万くらい(正確な数字は忘れてしまいました)かかったけれど、そのおかげで一気に認知度が高まったそうです。
そして、そこでゲットしたご新規さんがリピーターさんになってくださり、割と順調にいっているとのこと。
自分でも、かなり思い切ったことをしたなあ、とおっしゃっていました。
私のサロンにベストな集客方法は?
自分のリラクゼーションサロンに新規顧客するために、ベストな方法はどれでしょうか?
ひとりでやる場合は、あれこれ試してみるしか方法はありません。
1) 記録をつける
そのために、地味ですが「手で書く習慣」を身につけることをおすすめします。
専門的には「ジャーナリング」と言います。
2) 他のサロンをチェックする
自分と似たようなことをしているサロンを探してみて、その人たちがどのような方法で集客しているか、調べてみましょう。
いわゆるリサーチといいます。
自分だけのやりかただと煮詰まる可能性が高いので、おすすめです。