自宅サロンは手軽な開業方法ですが、デメリットもあります。
自宅サロンを開業したけれど閑古鳥が鳴いています……
実は、こういうサロンは意外と多いのです。
おそらくですが、自宅サロンのデメリットについて知らないからかもしれません。
実は私のクライアントには、自宅サロンで成功された方もいらっしゃいます。
何度か訪問もさせていただき、自宅サロンならではの大変さやノウハウについても話しを伺いました。
そこでこの記事では、そんな私の経験をもとに、
- 自宅サロンのデメリットとその克服法
について、わかりやすく解説していきます。
なお下記のページより、「サロンのホームページ集客」の記事をまとめ読みできます。
自宅サロンのデメリット
まずイメージを見てください。
自宅サロンのイメージは、
- 新規のお客さんから見ると、サロンに行くつもりなのに自宅に訪問するような感覚
と思ってください。
なので、次のようなデメリットがでてきます。
1. 新規のお客さんが不安を感じやすい
ご新規さんが不安を感じやすい。
これが、自宅サロンのデメリットのひとつです。
もしあなたが自宅サロンで開業を考えていらっしゃるならば、さまざまな自宅サロンにお客さんとして訪問してみてください。
なんとなく、この感覚が理解できるかもしれません。
駅チカや駅ナカにあるサロンに足を運ぶのとは違った警戒心を抱かれやすいのです。
ですが、リピーターさんや常連さんになっていただければ、話しは別です。
ということで、
- 特にご新規さんに足を運んでいただくのが難しくなる可能性がある
これを、自宅サロンのデメリットのひとつめとして覚えておいてください。
2. 集客に課題を抱えやすい
ひとつめのデメリットと関連しているのですが、
- ご新規さんに足を運んでいただくのが難しいということは、集客が大変になる
ということでもあります。
これが、自宅サロンのデメリットのふたつめです。
下図をみてください。
サロン集客は、「そのうち行ってみようかな」という「これから客」に、ご新規さんになっていただくことからはじまります。
このはじめの一歩が難しいと、必然的にリピーターさんやファン客も増えません。
もっと便利な場所に同じようなサロンがあるのに、なぜ、わざわざあなたの自宅まで訪ねなくてはいけないの?
自宅サロンの集客で悩んでいらっしゃる場合は、まずはこの点について考えてみましょう。
自宅サロンのデメリットを克服するには?
では、自宅サロンならではのデメリットを克服するにはどうしたらいいでしょうか?
この記事では、特に課題になりやすい「ご新規さんの集客」という観点から見ていきましょう。
1. あなたのサロンの個性を「見つける」
自宅サロンにかぎらないのですが、「個性」って結構、大切です。
わかりにくい場合は、次の質問に答えてみましょう:
「似たようなサロンは他にもいろいろあるのに、なんでわざわざあなたの自宅まで行かないといけないの?」
これは、あなたのサロンの価値をはっきりさせるための質問です。
サロンの価値がはっきりしてくると、個性もでてきます。
自宅サロンだからこそ、「単なる施術の技術とお金の交換」は避けるべきではないでしょうか?
サロンの価値を伝え、その価値が伝わった方にご来店いただく。
これによって、自宅サロンならではのデメリットを克服することもできるはずです。
個性といっても奇抜なものでなくてもよい
私がサロンをやっていたときは、
「私自身が会社勤めをしているとき、パソコンの仕事で肩・腰の痛みなどに辛さを感じていました。だからこそ、同じ悩みを抱える方に癒やしのひとときを提供したいと考えて、サロンを開業しました」
と、ホームページなどでお伝えしていました。
これも、ひとつの個性と言えると思います。
サロンの個性というと、例えば「独自のものがいい」などと言われることがあります。
それは確かに、そのとおりです。
でも、無理して独自性をだす必要はありません。
見せかけの個性は、いずれお客さんにばれるからです。
地に足のついた個性、つまり「あなたらしさ」を大切すべきと思います。
2. あなたのサロンの個性を「伝える」
当たり前になってしまいますが、個性を見つけたら、それを伝えないといけません。
キャッチフレーズを作れるとベストです。
それらを、名刺やパンフレット、チラシやホームページなどで伝えていきましょう。
なお、サロンの集客を効率よく行う方法について知りたいときは、下記の記事を参考にしてください。
情報+メッセージ発信でお客さんを動機づける
最近はよく、「情報発信が大切」と言われます。
確かに情報を伝えることは、必要です。
でもセラピーのような「目には見えないサービス」では、情報だけではお客さんの心は動きにくいです。
「そのうち行ってみようかな」という人を動機づけて「ご新規さん」になっていただく。
そのためには、情報だけでなくメッセージも重要な役割をはたす、と覚えておいてください。
繰りかえしになりますが、そのメッセージとは、次の質問の答えに含まれている可能性が高いです。
「似たようなサロンは他にもいろいろあるのに、なんでわざわざあなたの自宅まで行かないといけないの?」
なお、自宅サロンのメリットや実践から得た成功のコツについて知りたいときは、下記の記事を参考にしてください。