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WordPress を使ってECサイトを構築する方法について紹介します。
ECサイトというのは、「ネットショップ」とか「通販サイト」というような意味です。
そして、「定期購入できること」を要件とします。
なお、個人ビジネスのための WordPress 活用法はこちらをご覧ください。
WordPress を使った ECサイトの特徴について
最初に、WordPress を使った ECサイトの特徴についておおきな点をあげてみますと
- コストが安い
- 機能を拡張しやすい
- 問題が起きたときの対処が難しい場合がある
といったところでしょうか。
既存の ECサイト系のサービスに比べると、自分であれこれやらなくてはいけないけれど、その分、カスタマイズ性が高く、コストも抑えることができる、というイメージ。
ただしその代わり、サポートセンターみたいなものがないので、なにか問題が起きたときには自分で対処する必要があります。
また「カスタマイズ性が高い」といいましても、WordPress は 単なる CMS なので、ネットショップ/通販サイトとしての複雑な機能についてはあまり期待できません。
なお CMS というのは、ここでは「ブログみたいな感覚でホームページを作ることができるシステム」と考えてくださって大丈夫です。
本格的に ECサイトをはじめたいのであれば、きちんとコストをかけて、そのようなサービスを採用したほうが楽かもしれません。とはいえ後述する WooCommerce などは、世界の全ECサイトの39%を占めているとの驚くべきデータもあります。世界的にみれば、WordPress で ECサイトにチャレンジしている方というのは、ものすごくたくさんいらっしゃる、ということなのでしょう。
サイト構築のためのおおまかな流れ
次に、おおまかな流れについて。
といってもそれほど複雑ではなくて、WordPress に ECサイト系のプラグインをインストールする、という感じで OK かと思われます。
プラグインというのは、「機能を拡張する追加プログラム」というような意味で、WordPress にはさまざまな機能を拡張できる「プラグイン」が無数にあります。この中に「ECサイト構築プラグイン」というものがありますので、それをWordPress 本体に追加することにより、比較的、簡単に WordPress を ECサイト化することができます。
もちろん、各プラグインによって設定方法や使用方法が違いますので、そこは各プラグインのマニュアルなどを参照する必要はあります。
そして最初にあげたとおり、「定期購入」を要件として、プラグインをいくつかご紹介してみましょう。
Welcart
Welcart は、日本製の WordPress 専用ショッピングカートプラグインです。日本製のプラグインなので、言語の問題で悩まされることはないと思います。
定期購入を行いたい場合は、「定期購入プラグイン WCEX Auto Delivery」というものを、さらに追加する必要があります。なおこのプラグインは「開発協力金」として 16,000円(税別、2019/01/23 現在)で購入する形になります。
WooCommerce
WooCommerce は、全世界的に利用されている WordPress のプラグインです。
下記によると、なんと世界の全ECサイトの39%は WooCommerce で構築されているとのこと。これはすごい数ですね。
日本語の情報は下記サイトに詳しく載っています。
定期購入はどうでしょうか。こちらも、下記のプラグインをさらに追加する必要がありそうです。
WordPress の ECサイト化(定期購入あり)についてのまとめ
WordPress を ECサイト化するためのプラグインは他にもいくつかありますが、「日本製」と「もっとも利用されている」という観点から2つのプラグインを紹介してみました。
いずれも、「定期購入機能」みたいなものを追加で購入する必要がありそうです。