Udagawa Yushi 個人サロンのブログでは何を書けばいいでしょうか？
とりあえずブログをやってみようと思うのですが、何を書けばいいですか？
前回の記事では、
- あなたのサロンのことをまだ知らない人に、大切な情報を書きましょう
ということをお伝えしました。
でも「大切な情報」って、なんでしょうか？
実はそのポイントは「メッセージ」にあります。
今回の記事では、個人サロンのブログで書くべきことについて、その基本をわかりやすくお伝えします。
なお下記のページより、「サロンのホームページ集客」のまとめ読みができます。
個人サロンのブログで書くべきことについての基本
日記や雑記を書くのであれば、ブログより SNS がおすすめです。
そして SNS というのは、アプリを開けば何もしなくても、情報が流れてきます。
下図みたいなイメージ ↓
でも、ブログは違っています。
ブログ記事は検索して見つけてもらうものです ↓
もちろん、SNS のタイムラインでブログ記事を紹介する人もいらっしゃいます。
でも基本は、「探して見つけてもらうもの」と、と覚えておいてください。
そして、自分から探しにいくということは、「その情報について積極的に知りたいと思っている」と、考えることができます。
例えば、下記のようなパターン：
- ツイッターやフェイスブックを眺めていたら、興味のある情報が流れてきた
- もっと詳しく知りたいと思って検索した
こんな風に、読者がブログに求めていることは
- 読者が積極的に知りたい、もっと詳しく知りたい情報
が多いです。
イメージとしては、下図のような感じ。
ここまでを、「個人サロンのブログで何を書くかの基本」として覚えておいてください。
なお、具体的なサロンブログのネタの見つけかたについては、下記の記事を参考にしてください。
個人サロンのブログは来店してもらうために書くもの
じゃあもっと具体的には、個人サロンのブログで何を書けばいいでしょうか？
結論として覚えておいていただきたいのは、「情報＋メッセージ」ということです。
セラピーは目には見えないので、情報だけでは人は動きにくいからです。
飲食店が美味しそうな写真をブログに掲載した場合
例えば、飲食店について考えてみましょう。
自店のメニューを綺麗な写真にとって、ブログに掲載する。
「美味しそう」
と思ってもらえれば、いずれ来店してくださるかもしれません。
「飯テロ」なんていう言葉もありますよね。
料理は見た目的に訴える力が強いのです。
サロンがセラピーの写真をブログに掲載した場合
では、施術・セラピーの場合はどうでしょうか？
施術風景を写真にとって掲載する。
「気持ちよさそう」
と思ってもらえれば、来店してくださるかもしれません。
でもこれ、やってみるとなかなか難しいです。
なぜなら施術は、目に訴える要素が少ないからです。
シロダーラ（上の写真のイメージ）みたいに、見た目的にインパクトがあれば、別かもしれません。
でも普通は、体感してもらわないとその価値が伝わりにくいです。
セルフケアの情報を掲載するのは？
じゃあ、「方法」を伝えるのはどうでしょう？
例えば、疲れを癒やす方法とか？
確かに、情報としての需要はあるかもしれません。
でもそれを読んで、「あなたのサロンに行ってみたい」と思ってくださるでしょうか？
「絶対ない」とは言いません。
でも、レシピを教わるのと、実際に料理を食べるのでは大きな違いがあります。
セルフケアのようなお役立ち情報は、「情報を知りたい人」には有効だと思います。
個人サロンのブログでは情報だけでなくメッセージを伝えよう
施術やセラピーは、単に情報を伝えるだけでは、その魅力を伝えきることができません。
魅力が伝わらないと、お客さん（特にご新規さん）は来店してくれません。
そこで大切になってくるのが、「メッセージ」です。
ここでのメッセージとは、「施術やサロンの仕事をとおして、あなたが伝えたいこと」と考えてください。
あなたのサロンのセラピーを受けていただいて、お客さんにどんな風になっていただきたいですか？
こんな質問について、ちょっと考えてみましょう。
イメージとしては、下図のような感じです。
例えば、（私のサロンの施術を受けていただいて）
「至福のひとときを過ごしてもらいたい」
「明日からのお仕事を頑張ってもらいたい」
「痛みのない元気な日々を送ってほしい」
など、いろいろありますよね。
他にも、
「私の施術のすごさを体感してほしい」
「このセラピーのよさを実感してほしい」
といった場合もあるでしょう。
シンプルですが、これがメッセージです。
メッセージによって施術内容も変わってくる
メッセージが変わると、商品（提供するもの）も変わってきます。
例えば、「タイ古式マッサージ」。
- 至福のひとときを過ごしてもらいたいと思って施術するのか
- 明日からのお仕事を頑張ってもらいたいと思って施術するのか
同じ施術でも、違いがでてくるはずです。
それは、お客さんには気づかないようなちょっとした違いかもしれません。
でもメッセージがないと、「値段」や「アクセスしやすさ」で決められてしまいがちです。
目には見えない施術という商品はメッセージがないと金額やアクセスで決められがち
例えば、こんなことってありませんか？
- ヘアサロンを探そうと思ってホットペッパーを眺めてみたけど、どこがいいのかよくわからない
このような場合、サロンからのメッセージがうまく伝わっていない可能性があります。
すると結局は、料金やアクセスしやすさで決められてしまう。
情報がたくさん並んでいるからといって、それで行ってみたい思ってもらえるかどうか？ は別なのです。
じゃあ、メッセージとブログの記事には、どう関係あるのでしょうか？
あなたのメッセージを伝える「ちょっとマニアックな本」を作るイメージで記事を書いていこう
メッセージが大切というのはわかったけど、それをどうブログに落とし込めばいいでしょうか？
次のように考えてみてください。
- 個人サロンのブログで記事を書くことは、あなたのメッセージを伝える「ちょっとマニアックな本」を書くようなもの
でも個人サロンのブログは、本よりももっと、自由で大丈夫です。
なぜならブログには、本とくらべて無制限のスペースがあるからです。
伝えたいメッセージからブログに書くことを見つける
じゃあ、もしもメッセージが思いつかないとか、思いついても書くことがない。
そんなときはどうしたらいいでしょうか？
メッセージを、少し広くしてみましょう。
至福のひとときを過ごしてもらうための
→ グッズを紹介する
→ 場所を紹介する
軸となるメッセージが明確になっていれば、そこから自分が楽しく書けるトピックへと広げていくことができるでしょう。
または、メッセージを深掘りしてみるのも手です。
至福のひとときを過ごしてもらいたいのはなぜか？
→ 現代の人は、仕事だけでなく家事や育児に追われてゆっくりする時間がないから
こんな風に、伝えたいメッセージを広げたり、深めたりしてみる。
そうすることで、書くべきことが見つかってくると思います。
まとめ：個人サロンのブログでは何を書けばいいか？
この記事で覚えておいていただきたいのは、
1) 個人サロンのブログは情報だけでなくメッセージも伝えよう
個人サロンでは、情報だけでなくメッセージも伝えるようにしましょう。
メッセージとは、「施術やサロンの仕事をとおして、あなたが伝えたいこと」と考えてください。
言いかえると、「あなたのサロンの施術を受けていただいて、お客さんにどうなっていただきたいのか？」ということです。
2) メッセージを広めたり深めたりしてブログに書くべきことを見つけていこう
個人サロンのブログは、あなたのメッセージを伝える一冊の本を作るような感じで書いていくとよいでしょう。
基本となるメッセージの軸がしっかりしていれば、それを広げたり深めたりしていくことで、ブログに書くべきネタが見つかります。
もちろんブログなので、本よりももっと自由に、ちょっとマニアックなくらいでも問題ありません。
