この記事では、「迷ったときのためのひとり会議ノートの取りかた」についてご紹介します。
「プライベートサロンやってみたいけど、迷っています」
私はあるスクールで、独立開業コースの講師をさせてもらっていたことがあります。
「将来、サロンを開業したい人はいますか?」
そう訪ねると、ほぼすべての人が手をあげてくれます。
とはいえ実際に開業する人は、ほんのわずか。
開業するかしないか? どっちがいいとはいえません。
人それぞれ、人生の判断や決断があるからです。
でも、開業するかどうか迷ったとき、最終的に決めるのは自分です。
ぜひ、後悔のない決断をしてほしい。
そこでこの記事では、「ひとり会議ノート」と題して、3つの方法をお伝えします。
自分と向きあう時間は、とても貴重な時間です。
メリットとデメリットを見きわめる「プロコン」
まずは、ひとり会議の基本ともいえる「プロコン」について。
プロコンとは、「賛成反対」という意味です。
- Pros(プロ):長所・メリット
- Cons(コン):短所・デメリット
あえて、反対の意見をあげていく。
それによって、より客観的な判断を導きだすための、ひとり会議法です。
上の例では、独立してサロン開業することに関するメリットとデメリットについてあげてみました。
プロコンでサロン開業のメリット・デメリットを書きだしてみよう
「迷ったらとりあえずプロコン」と覚えておくとよいでしょう。
大雑把なやりかたでも大丈夫です。
ササッと書いてみるだけでも、すっきりするからです。
メリットとデメリットが見える化するだけでも効果的
例えば、独立してサロン開業するかどうか?
実は、すでに自分の中にすでに答えをもっていることも多いです。
でも、こうやって書きだすことで、メリットとデメリットが見える化する。
これが、プロコンの活用ポイントと言えるでしょう。
メリットとデメリットは絶対的なものではない
注意点として、書きだすメリットとデメリットは、あくまで「自分基準」で大丈夫です。
ある人にとってはメリットでも、他の人にはそうじゃない。
そういうことも、よくあるからです。
大切なことを見える化する「マトリクス」
まずは下図を見てください。
これは、マトリクス(図)といいます。
シンプルですが効果的な、ひとり会議のノート術です。
例:マトリクスでサロン開業のためにやるべきことを整理してみよう
マトリクスは、ものごとを整理するときに役立ちます。
サロン開業でやるべきこと(例)
あくまでも一例ですが、こんな感じで整理してみましょう。
ポイントは、右下の「重要だけど緊急じゃないこと」。
ここに注目すると、実はとても大切なことが隠されている場合があります。
うまくやる方法をみつける「マンダラート」
最後の3つめは、「マンダラート」というノート術です。
- 真ん中にテーマを設定します
- そこから連想されるキーワードで周囲の8つのマスを埋めていきます。
- すべてのマスを埋めましょう
ここでは、「サロン開業しても子育てをうまくやるには?」というテーマで書いてみました。
すべてのマスを埋めようと考えることで、よいアイデアが浮かんできます。
周囲の8マスをさらに展開した81マスのバージョンもあります。
ここまでやると、かなりたくさんのアイデアが出てくることでしょう。
ただしマンダラートは、どちらかというと質より量を重視する方法です。
ですからその後で各アイデアを検討しなおすようにすると、より効果的でしょう。
まとめ:自分と向きあう時間を大切にしよう
人生は本当は、とても自由なものです。
ですが、だからこそ、自分のことは自分で判断して決断していかないといけません。
この記事で紹介したひとり会議のノート術は、どれも有名なものです。
ですがそのぶん、効果的だといえるでしょう。
ぜひ、チャレンジしてみてください。