ひとりで「起業をしたい!」という方のお話を聞くことがあります。
自分のアイデアがいかに素晴らしいものか?
熱く語ってくださる方も多いですね。
しかしそのアイデア、どれくらい実現可能なものでしょうか?
アイデアで食べていけるわけではないが、起業後の生存率はかなり低い
実際のところはわかりませんが、起業後の生存率はかなり低い印象です。
ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%。20年後はなんと0.3%です。
「創業20年後の生存率0.3%」を乗り越えるには
何のアイデアもなく起業しよう、という人は、あまりいないはずです。
ということは、アイデアだけでは生き残ることは難しい、といえるのではないでしょうか?

アイデアをよりよいものにするシンプルな質問とは
このブログでは「ひとりで起業する」というテーマでお話ししています。
そのテーマに則って、シンプルな3つの要素についてご紹介しましょう:
ひとりで起業して仕事をするときには、
だれに
なにを
どうやって売るのか?
これについて考えましょう。
- だれに:全員
- なにを:売れるものならなんでも
- どうやって:いろんなやり方で
これでは普通は、話になりません。
なぜならば力(資源・リソース)が分散してしまうからです。
ここでいう資源とは、下記の記事でも紹介した「時間・努力・お金」のことです。
特に個人で起業を志す場合は、「ニッチ(隙間)」と呼ばれる部分に狙いをさだめ、そこに力を集中する必要があります。
「局地戦」という言葉があります。
小さくとも「ここなら誰にも負けない」という分野。
この分野を創造したり、または乗り込んで制圧したりしていくわけですね。

「だれに・なにを・どうやって」がズレているとうまくいかない
「だれに・なにを・どうやって」は、それぞれ関連しあっています。
- 「なに(売るもの・サービス)」がすごく弱ければ、「どうやっても」売れません
- 「なに(売るものサービス)」が強くても「誰に」間違っている
極端な例ですが、化粧品をお爺ちゃんに売ろうとしている——そんなことが、よくあるのです。
商品やサービスはとても良いものなのに、これではさすがに売れません。
起業アイデアを思いついたと感じた場合は「誰に・何を・どうやって」について考えてみよう
もしもあなたが起業アイデアを思いついたと感じた場合は「誰に・何を・どうやって」について考えてみましょう。