「将来が不安で仕方がない」と感じたことはありますか?
私は、会社を辞めて独立したのですが、はじめはぜんぜんうまくいきませんでした。
そのとき、「将来が不安で仕方ない」と強く感じたことがあります。
そこでこの記事では、そんな私の体験をもとに
- 将来が不安で仕方ないときの対処法
について紹介します。
将来が不安で仕方ないときすぐできる3つの対処法
はじめに、将来が不安で仕方ないと感じたとき、すぐできる対処法について紹介します。
個人的によく使っているのは、次の3つです。
- 深呼吸する
- 視野をひろげる
- 紙に書く(ジャーナリング)
順番にわかりやすく解説していきましょう。
1) 深呼吸
不安にとりつかれてしまうと、呼吸が浅くなりがちです。
そこでまずは、深く呼吸してみましょう。
- 5秒で吸って、10秒で吐く
という感じで、これを 2~3回、繰りかえしてみてください。
これだけでも、とりあえずその場の不安が解消されることが多いです。
そして次に、視野をひろげてみましょう。
2) 視野をひろげる
「視野をひろげる」って、ちょっとわかりにくいかもしれません。
- 自分の目を、ゆっくり大きくぐるぐると回す
という、文字どおり自分の視野を広げる運動をする方法です。
実際のやりかたですが、下の参考動画の50秒くらいからのところを見てみてください。
これも、個人的にに効果を感じています。
深呼吸したり視野をひろげたりすることで不安に対処できるのはなぜ?
なんで、深呼吸や視野をひろげることで、不安に対処できるのでしょうか?
たぶんですが、不安になると呼吸が浅くなって視野が狭くなるから、だと思います。
なので逆に、深く呼吸して、視野をひろくする。
これを繰りかえすことで、ひとまず不安が解消されて、落ち着けるのでは?
と、感じています。
3) 紙に書きだす(ジャーナリング)
深呼吸と視野をひろげる運動は、いつでもどこでもできます。
なので、緊急のときの対処法として使えるのですが、根本的な不安の解決にはつながりにくいかもしれません。
根本解決までいかなくても、不安の原因を特定できるだけでも、不安に襲われる回数を減らせることでしょう。
例えばあなたが、将来が不安で仕方ないその原因って、なんでしょうか?
不安の原因を見つけるために効果的な方法が、「ジャーナリング」です。
ジャーナリングとは、自分が感じていることや考えていることを、紙に書きだすこと。
シンプルな方法ですが、より深くジャーナリングについて知りたいときは、下記の記事を参考にしてください。
ただし実際にやってみるとわかるのですが、やみくもに書きだしても、いまいち原因を特定しづらいです。
そこであらかじめ、将来が不安で仕方ないと感じる原因について、理解を深めておきましょう。
次で説明します。
将来が不安で仕方ないと感じる原因と解決法
将来が不安で仕方がないと感じる原因。
それにはどんなものがあるでしょうか?
実は、不安を感じる原因には、ある程度のパターンがあるようです。
1) 生活は豊かになったのに不安な人が増えている
まず全体の傾向としていえること。
それは、
- 昔に比べて生活は豊かになったはずなのに不安に感じる人は増えている
ということ。
なんと 60%以上の人が、生活に関する悩みや不安を感じているそうです。
日常生活での悩みや不安
青:不安を感じている人の割合
緑:不安を感じていない人の割合
悩みや不安を感じている人と、そうでない人の推移もみてみましょう。
日常生活での悩みや不安(時系列)
青:不安を感じている人の割合
緑:不安を感じていない人の割合
↑ 悩みや不安を感じている人(青)と、そうでない人(緑)をグラフ化してみました。
約30年前にくらべて、生活は豊かで便利になったはずなのに、悩みや不安を感じている人は増えていることがわかります。
もともと不安を感じやすい人もいる
実は、もともと不安を感じやすい人もいます。
例えば、内向的で繊細な人などです。
もし自分がそれに当てはまるかも? と思ったときは、下記の記事を参考にしてください。
2) 具体的に不安に感じることは「健康・お金・人間関係」
では具体的に、人々はどんなことに悩みや不安を感じているか? をみてみましょう。
こちらのページの「悩みや不安の内容」から上位7つを紹介します。
悩みや不安の内容
- 老後の生活設計
- 自分の健康
- 家族の健康
- 今後の収入の見通し
- 家族の生活上の問題
- 勤務先での仕事や人間関係
- 家族・親族間の人間関係
パッと見た感じ、さまざまな不安がありそうですね。
ですが、これらをまとめてみると、いずれも健康・お金・人間関係の不安と言いかえることができそうです。
私たちが、「将来が不安で仕方ない」と感じるとき。
突き詰めてみるとその原因は、健康・お金・人間関係についての不安である、と言えるのではないでしょうか?
私が、将来が不安で仕方なかったときのこと
私が、将来が不安で仕方ないと感じたのは、会社を辞めて独立したあとのことでした。
セラピストの学校に通って、個人サロンを開業したのです。
はじめのうちはまったくうまくいかず、不安で不安で仕方がありませんでした。
いまでは、「チャレンジしてよかった」と本当に感じています。
このブログでは、自分らしく働くために自分の仕事をしたいという方を応援しています。
興味がありましたら、下記のページを見てみてください。
なんで将来が不安で仕方ないと感じる人が増えているのか?
では次に、なんで「将来が不安で仕方ない」と感じる人が増えてきているのか? について。
これは個人的な考えですが、
- 昔に比べて自由が増えた分、自己責任も増えた
というところにあると考えています。
個人の自由が増えたということは、社会の中で他人とのつながりが希薄になったともいえます。
そのぶん、さまざまな「リスク」にも個人として対処しなくてはいけなくなりました。
そんな状況が、将来が不安で仕方ないと感じる人が増えている原因なのかもしれません。
3) 「将来が不安で仕方ない」を解決する方法
さてここまでを踏まえて、
「将来が不安で仕方ない」
と感じたときの解決法を紹介していきましょう。
この記事では、はじめに「深呼吸・視野をひろげる・ジャーナリング」という3つの方法を紹介しました。
でもこの3つの方法は、すぐにできるけれど根本的な解決にはつながりにくい傾向にあります。
不安をもとから解消するためには、やっぱりその不安の原因を特定することが大切ではないでしょうか?
そのために私がいつもやっている方法は、次のとおり。
- 不安について書きだす
- ひとつひとつの不安について対処法を考える
当たり前すぎる方法で、ちょっと申し訳ないです。
でもちょっとしたコツもあるので、紹介しましょう。
具体的な悩みと漠然とした不安を仕分けてみる
それは、
- 「具体的な悩み」と「漠然とした不安」を仕分けてみる
ということ。
例えば、
- 「歯が痛くて眠れない」という具体的な悩み
- 「将来、長生きできるか不安」という漠然とした不安
これらはそれぞれ、解決のためにやるべきことも違ってきますよね。
病院に行って検査してもらう(問題解決)
適度な運動など、健康面を充実させる活動をする(目標達成)
まずは具体的に仕事について相談に乗ってくれるところを探す(問題解決)
自分がより魅力的になれるような努力をする。例えばダイエットや趣味を楽しむ、教養をつけるなど(目標達成)
こんな風に、
- 具体的な悩み → 問題解決
- 漠然とした不安 → 目標達成
を心がけるとよいでしょう。
漠然とした不安を解消するには?
また、漠然とした不安を解消するためにこころがけていることも、ここでご紹介します。
健康(身体と心の健康)
- 栄養・食事への意識を高める
- 定期的な運動をする
- 趣味や社会活動に参加する
お金
- スキルアップのための学び直し
- 副業や複業の検討する
- 定年後の仕事の準備をする
人間関係
- 地域活動やボランティアへの参加
- 趣味活動を楽しむ
- 利害関係のない友人との交友を深める
これらをきちんと実行しているわけではありません。
でもこんな風に、不安を仕分けして、問題解決や目標達成を心がける。
これで結構、不安になって慌てたりすることが少なくなりました。
あとやってみるとわかるのですが、不安というのは必ずしも悪いものではありません。
不安と向きあうことで、メリットにもなることもあるのです。
まとめ
この記事では、将来の不安に対処する方法を紹介してきました。
不安と向きあうことで、本当にやりたいことにチャレンジする勇気もでてくるかもしれません。