内向的で生きづらいと感じたときの原因とその解消法について、実体験をもとにわかりやすく紹介します。
実は私は、自他ともに認める内向的人間です。
ですが、働きかたを変えることによって、生きづらいと感じることがほとんどなくなりました。
普通の会社員から、セラピストとしてサロンを開業したのです。
そんな私の体験をもとに、
- 内向的な人が生きづらいと感じたときのヒント
について、わかりやすくお伝えしたいと思います。
内向的な人が生きづらいと感じる理由
なんで、内向的な人は生きづらいと感じてしまうことがあるのか?
これはごく単純に、少数派だからです。
例えば教室の中に、「明るくて元気で騒ぐのが大好きな子」がたくさんいるとします。
そんな中に、「内気でおとなしくて静かにしているのが好きな子」がひとりしかいないとする。
するとやっぱり、生活しにくいですよね。
いわゆる内向的な人の割合は、全体の20%くらいではないか? と言われています。
自分のまわりが内向的な人ばかりだったら生きづらくないのか?
では、自分のまわりにいる人たちが内向的な人ばかりだったら、生きづらいと感じることはなくなるでしょうか?
個人的な体験ですが、かなり解消されると思います。
というよりも、内向的な人は、そもそも人間関係をほとんど必要としないことすらあるのです。
これは、「内向性のレベル」によります。
内向的で生きづらいと感じるなら人間関係を再構築する必要があるかも
というわけで、
- 周囲の人間関係をコントロールすることが、内向的な人がその生きづらさを解消するもっとも簡単な方法
といえるでしょう。
正直にいいますと私は、「ステイホーム」という言葉がひろまって安心したほうです。
なぜなら、大手を振って家にいられるからです。
仕事が面白くなれば生きづらさも解消される?
私はスモールビジネスで起業することで、結果的に、自分の生きづらさを解消することができました。
いますぐ起業するのが難しいときは、まずは自分にとっての理想の仕事について診断してみることを、おすすめします。
内向的な人の生きづらさを解消する3つの方法
「いますぐできる、内向的な人の生きづらさ解消法はないですか?」
実は私は、家族と暮らすうえでも「ひとりの時間」を必要とするほどの内向的人間です。
そんな私が実際にやってみて効果的だと感じている方法が、次の3つです。
- トイレにこもる
- ジョギング
- ジャーナリング
順番に解説していきましょう。
1) トイレにこもる
トイレというのは、生理的現象です。
なので、邪魔されないことが多い。
もちろん、トイレの中にまで侵入してくる人も、たまにいます。
いずれにしても、騒々しい環境でひとりになりたいときは、トイレにこもる。
冗談に思われるかもしれませんが、内向的な人にとっては結構、死活問題なんです。
どうしてもトイレにこもるチャンスがない場合は、部屋を変える。
少なくとも、物理的な距離をとることがおすすめです。
2) ジョギング
ジョギングをして心拍数が高まって、心臓がどきどきする。
「運動脳」という本を読むと、適度に心拍数を高めることが、自分の精神にもよい影響を与えてくれるそうです。
私もやっているのですが、確かに、気分がよくなる効果はあるかなと感じています。
3) ジャーナリング
個人的におすすめなのが、ジャーナリングです。
ジャーナリングとは、心に浮かんだことを書きだすことをいいます。
内向的な人は、自分と向きあうことで生きづらさを解消できることがある、と感じています。
内向的な人が生きづらさを解消する方法のまとめ
ここまでをまとめます。
個人的には、独立して自分でできる仕事をしてしまうことが、内向的な人の生きづらさの根本的な解消につながると考えています。
起業というと、「リーダーシップをとって多くの人を率い莫大な利益をあげる」みたいなイメージがあるかもしれません。
しかし私がお伝えしたいのは、いわゆる「スモールビジネス」と呼ばれるものです。
内向的な人とはどんな人のこと?
次に、そもそも内向的な人ってどんな人のこと?
についてわかりやすく説明します。
というのも、内向性について理解を深めることで、その生きづらさの解消につながるはずだからです。
内向的といってもそのレベルは人それぞれ
まず、内向的な「タイプ」の人がいるわけではありません。
下図のように、内向性というものはグラデーションになっているからです。
さらに、その人の内向性というものは、日常生活の中でも変化します。
例えば、「保育園でママ友をつくりたい」。
こう考えたとき、本来は内向的な人でも、外向的に振る舞って積極的に交流することがあります。
また、体調の変化や病気などによっても、内向性レベルが変化することもあるかもしれません。
自分が内向的かどうかを調べる方法
自分が内向的かどうか?
これについて、簡単で正確な診断方法があります。
「ビッグファイブの診断」と呼ばれるものです。
内向的な人の鈍感さとは?
もしあなたが内向的な人ならば、知っておいていただきたいことがあります。
それは、「内向的な人の鈍感さ」について、です。
内向的な人って、なんとなく繊細だったり敏感だったり、そんなイメージありませんか?
確かにそうなんですが、鈍感な部分もあるんです。
それは、「快楽や報酬に対して鈍感」ということ。
例えば、
- 成功
- 達成感
- 異性
- 友人
- お金
などです。
外向的な人の敏感さ
ここで、内向的とは反対の「外向的な人」について考えてみましょう。
外向的な人は、成功や達成、異性や友人、お金などに対して敏感です。
だからこそ、快楽や快適さをゲットするために、積極的な行動をしたり、リーダーシップを発揮したり、魅力をアピールしたりできるのです。
内向的な人は陰気で引っ込み思案か?
この記事のはじめに紹介したように、内向的な人の生きづらさは少数派であることに原因があるといわれています。
これは言いかえるならば、社会は外向的な人を中心にできている、ということ。
そのため、「穏やかさ」や「思慮深さ」といった内向的な人の特徴が、
- 内気
- 陰気
- 引っ込み思案
などと評価されてしまうことがあるのです。
内向性に対して誤解されたまま、外向性中心の社会にあわせて生きなくてはいけない。
これが、内向的な人の生きづらさの原因の正体といえるでしょう。
しかし、客観的に判断してみましょう。
よく見てみれば、内向性にも外向性にも、それぞれに長所と短所があります。
それはちょうど、コインの裏と表のような関係です。
内向的な人の特徴を正しくとらえてみよう
というわけで最後に、内向性の特徴について正しく理解してみましょう。
というのもインターネット上では、内向的な人の特徴について間違った情報が載っているからです。
例えば内向的な人のメリットとして、「集中力が高い」とか「クリエイティブ」といった情報がありますが、間違っている可能性が高いです。
先ほどもお伝えしたように、内向的な人は「報酬に対して鈍感」というのがその大きな特徴です。
そのため、お金や異性、成功をゲットすることが行動の動機になりにくいのです。
その結果として、
- 達成よりプロセスを大切にしがち
- 落ちついた環境を好む
- 自分ひとりの時間を大切にする
といった個性が表れてきます。
内向的な人はネガティブというよりニュートラル
しかしパッと見ると、外向的な人はポジティブで元気だし、ハッピーに見えるかもしれません。
確かにそのとおりです。
しかしだからといって、内向的な人がネガティブで元気がないのか? というと、そういうわけではありません。
内向的な人は、単に感情表現が控えめなだけだからです。
あえて表現するならば「ニュートラル」という感じでしょうか。
内向的な人はその人なりに、幸せや喜びを噛みしめているのです。
まとめ:内向的で生きづらいときの原因と解消法
まとめます。
内向的で生きづらい原因は、内向的な人が少数派で、外向的な人たち中心の世界に合わせて生きていかないといけないことが大きい。
じゃあ、どうやってその生きづらさを解消していくか?
根本的な改善方法としては、環境を変えることが必要になってきます。
いますぐ環境を変えることができないときは、「トイレにこもる」、「ジョギング」、「ジャーナリング」といった次善の策をとるようにするとよいでしょう。