起業アイデアを探るときによく言われることが、
- 「あったらいいな」ではなく「ないと困る」を考える
というもの。
「あったらいいな」レベルの起業アイデアでは、なかなかうまくいかないよ
ということなのでしょう。
例えば、「ないと困る」の最たるもののひとつは、「薬」ではないでしょうか。
もちろんこれは、誰もが扱えるものではありません
なので、起業アイデアとしては、非現実的でしょう。
このように、「ないと困る」で起業アイデアを練ろうとひとことで言っても、なかなか難しいです。
もうひとつの注意点は、見込み客はそもそも何がないと困るものなのか? を知らないことが多い、ということ。
例えば、仕事の効率を高めてくれる、ある便利なアプリケーションがあったとします。
これは、知っていて使っている人からすれば、ないと困るものです。
けれども、まだ使ったことがない人からすれば、「ないと困るかどうかなんて、わかんない」ということになります。
起業アイデアには将来のお客さんの声も採りいれる
ここで問題になるのが、起業アイデアを練って、それをカタチにして提供する私たちの側が、
「このアイデアはきっと、ないと困るものだよね」
と勝手に予想してしまうことです。
この予想は、外れることがよくあるからです。
ということでまとめますと、
- 「ないと困るもの」を提供できると強い
- とはいえ、何がないと困るのか? については、私たちもお客さんも、よくわかっていない場合がある
よって、自分だけが考えた起業アイデアにこだわりすぎず、将来のお客さんになりそうな人にもよく意見を聞いてみることが大切、といえるでしょう。