個人で起業して成功するまで、どんな道のりをたどることが多いでしょうか?
私がいままでに、いろいろな個人ビジネスの起業・開業に携わってきた経験をもとにお伝えします。
当たり前だけど自分の成功を疑う人はいない
当たり前ですが、「失敗するだろうな」と思って起業する人はいません。
最初にお話を伺った段階では、多くの方が、ご自身の起業アイデアというかビジネスプランみたいなものに、かなりの自信を持っていらっしゃるような気がします。
しかし、なぜ、多くの人が——私の体感では8割〜9割——うまくいかないままで、途中で辞めてしまうのでしょうか?
失敗に対する免疫や考えかたを変えよう
それは、失敗に対する経験や考えかたの違いではないか?
と、私は思っています。
あくまでも私個人の感覚ですが、極度に失敗を恐れる人って、かなり多くいらっしゃる印象です。
失敗それ自体をしたくない。
そんな風に見受けられることも、よくあります。
もちろん、起業して、失敗しないでいきなりうまくいく人もいるでしょう。
しかし、失敗せずに長期的にうまくいき続ける人は、いないのではないでしょうか。
失敗のマネジメント
ただし、ここで、「ではそもそも起業における失敗ってなんなのか?」ということになってきます。
これは私の感覚なのですが、「バスケのフリースロー」みたいなイメージです。
あれってなかなか成功しないですよね。
でもたぶんですが、毎日、練習したらある程度は、確立も高まるような気もします。
なにが言いたいかといいますと、起業や開業も、それくらい失敗しやすいので、「失敗のマネジメント」とでもいうものが必要になってくる、ということです。
聴いた話にすぎませんが、いわゆる「脱サラ」して、数千万円かけで立派なエステサロンを作って、オーナーになる。
そして女性のエステティシャンを雇って(この時点で人件費が発生)、いざ開業!
みたいな、そういう人もいらっしゃるようです。
開業の時点で、すでにものすごいリスクを背負っているわけですよね。
つまり、失敗が許されない状況に自分で自分を、追い込んでしまっているわけです。
そうではなくて、何度でも失敗できる状況から、まずは小さくはじめてみることが大切ではないでしょうか。
確かに失敗って嫌な経験だし、続くと気分も滅入ってきます。
それに、周囲の人たちからの「それ見たことか!」みたいなからかいや、余計な心配? なんかもプレッシャーになる。
失敗すれば自動的に成功するわけではありません。
しかし、失敗から学ぶコツをはやめにつかむことが、個人の起業を長期的・安定的に成功させる秘訣ではないかと考えています。