30代後半くらいから、疲れを感じるようになりました。

それは運動のあとの心地よい疲れとは違っていて、「そろそろ電池切れ」とでもいうような、なにか嫌な感じのするものでした。風邪もひきやすくなり、完治までにやたらと時間がかかる。微熱が2週間ほど続いたこともありました。

歳をとって、身体に異変が起こっているのかも。

そんなふうに考えたものの、しかし何をどうすればよいのかが、いまいちよく分からない。単なる老化現象のひとつなのか、なにか病気を抱えているのか。それとも、健康に気をつければもっと元気になれるのか。

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睡眠について考えなおす

その頃ちょうど、夜中に二度、三度と目が覚めることが多くなっていました。日中もなんだかダルい。

それでいろいろ調べてみたところ、まずは睡眠に対する考えかたを変えることが必要、と気づきました。

 スタンフォード大学睡眠障害クリニックのシェリ・マーは、スポーツと睡眠の結びつきを調べている一線の研究者の一人だ。2002年、彼女は自分が率いる研究チームで、睡眠が認知機能に及ぼす影響を調べていた。睡眠負債、つまり足りていない睡眠を補うスケジュールに割り当てられた被験者が、たまたま、同大学の水泳選手たちだった。その睡眠スケジュールの好影響は、認知機能だけにとどまらなかったという。マーは、「何人もの学生が大満足の表情で研究室に入ってきました。個人記録をいくつも更新したと言って」と話してくれた。

スリープ・レボリューション アリアナ・ハフィントン(日経BP社 2016)

要するに、よく眠るとパフォーマンスが良くなる、ということ。もうひとつ引用します。

 睡眠がパフォーマンスに影響するというこの認識は今や世界規模になっている。英国のプロサッカークラブ、サウサンプトンFCは独自の睡眠アプリを開発した。選手は毎朝、前夜の睡眠をこのアプリに記録し、もし睡眠の質が低下していたらコーチ陣が対応に動く。マンチェスター・シティFCは、2億ポンドかけて、80もの寝室を有する新しいトレーニングセンターを設立した。ホームゲームの前夜、チームメンバーはこのセンターで眠ることになっている。睡眠はトレーニングだけでなく試合準備に不可欠な要素でもあるというコーチ陣の認識から出された方針だ。

同上

私は、眠ないで頑張るということは、良いことなのではないか、と漠然と考えていました。しかしこの本によるとそれはまったく逆。すでにスポーツの世界では、いかによく眠るかが大切になってきているそうで、これは私たちの生活についても同様。いかによく眠るかが、日々の生活の質を決める、といえそうです。

そんなわけでまず私が取り組んだのは、「眠りを大切に」ということでした。

(続く)

この記事を書いた人

Y.Udagawa

趣味はクラシックギターと読書。2019年は「独立15周年!」の個人的お祝いイヤー。三児の父、全員男。