「怒り」について考えるこのコーナー、まずは前回までの記事で紹介したことをまとめてみます。

感情的な怒りというものは完全になくすことはできない。まさに神がかり的な感覚で、ドッと湧き出てきてしまうことがある。だからこそ、「なぜこの感情が湧いてきたのか?」についてしっかり分析してみることが大切。

「人疲れ」からくるイライラを避けるためには、数時間に一回しっかり休むよりも、こまめに短く休むほうが効果的。

怒りには、機能的なものと非機能的なものがある。機能的怒りはコミュニケーションの手段として活用できることもあるが、非機能的怒りは感情が爆発したようなもので、傷痕しか残さない。

で、次に学びたいことは、「湧いてきてしまった怒りをどうすればよいか?」ということ。

またいろいろ調べたのですが、「火をつける考え方・水をかける考え方」というものが個人的にとても効果的あり、でした。


 腹を立てていると、脳がはじめに作り出すのは、火をつける考えなんだ。火をつける考えは、たいてい、かってに起こることなんだ。腹が立つと、つぎには怒っていることについて考えたり、ぶつぶつ言ったりするようになる。これらの火をつける考えは、まきのように、怒りという火をどんどん大きくするんだ。

(中略)

 前の章で、ひと休みする方法を覚えたよね。ひと休みすると、気持ちが落ちつくんだ。


 ひと休みとは、小さいうちに火からはなれることなんだよ。ひと休みしている間、火をつける考えを思いうかべなければ、きみの怒りは小さくなって、消えてしまうよ。すると、もっと上手に問題とつき合えるようになるんだ。


 もっと早く、怒りの火を消す方法もあるよ。それは水をかける考え方をすること。


 気分がよくなるように頭の中で言うのが、水をかける考えなんだ。水をかける考えは、どうすればいいかは教えてくれないけど、気持ちを落ちつかせてくれるんだよ。水をかける考え方をする目的は、火をかける考えに水をかけて、熱を下げることなんだ。


 火をつける考えを見ないふりをする子も多いけど、なかなかうまくいかないよね。でも、水をかける考え方は、とても役に立つんだ。見ないふりをするのとはちがうんだ。もっと、ずっと前向きなことなんだよ。水をかける考えが、火をつける考えの火を消すんだ。

だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック ドーン ヒューブナー(明石書店 2009)

ということで例えば、

「まあ、しかたないか」

「とりあえず落ちつこう」

「この辺でやめておこう」

といったような「水をかける考え」をする。ちなみにこれは自分で考えないと、効果はないそうです。ですからこの機会に、自分の怒りに水をかけられる考え方について考えてみてはいかがでしょうか?

私もカーッとなりかけたとき、水をかける考えをするよう心がけています。とても単純な方法ですが、身につくとかなり効果的だと思います。

実はこの記事で紹介した本「だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック」は、小学生向けの本だそうです。しかし私には役に立ちました。こういう本、子どもの頃に読んでみたかったな~、と思いました。

この記事を書いた人

Y.Udagawa

趣味はクラシックギターと読書。2019年は「独立15周年!」の個人的お祝いイヤー。三児の父、全員男。