独立開業15周年を個人的に記念して、いままでのことを振り返ってみます。

今回は、いよいよ店鋪物件を借りるか〜、というところです。

15周年記念「いままでのこと」第五回

あれこれ調べてみたものの、結局、いまの私が借りられそうな物件はひとつだけ。

そこは、駅から徒歩7分ほど、1、2階がラーメン屋のビルの3階という、なんとも微妙な立地にありました。脇に備えつけられている、いまにも壊れそうな、せまく錆びついた急階段を一気に3階まであがると、簡易的な事務所にありがちな、上半分がガラスになっているアルミサッシのドア、そこを開けた16畳ほどの空間。これが、いまの私にとってお店を開くことのできる場所なのでした。

物件を借りるときにぼんやりと考えていたことは、ベッド(施術室)は2つ以上にしたい、ということでした。そのほうが、お店っぽくなるからです。

(現在はどうかわかりませんが、当時は)施術者ひとり、ベッドひとつ、となると、整体院をイメージする人が多いのではないか? という不安がありました。私ができること、提供したいものはリラクゼーションであり、リラクゼーションサロンとして、お店のなかの空間や、そこで過ごす時間を楽しんでほしい、という気持ちがあったのです。

施術室が2つあれば、カップルやご夫婦、お友だち同士の来店も期待できます。逆に考えれば、施術室が2つしかないということは、カップルで来店いただけばその時間は貸し切り状態になるので、それはそれで、近隣のお店にはない特徴なんじゃないか? とも考えていました。

まあ、あれこれいっても「ここしかない」のですが、とりあえず、駅から物件までの道のりを歩いて、いわゆる競合店がどれくらいあるのか数えてみました。結果は7店。結構、多いな、という印象でした。立地上、駅から歩いて来てくださる方がほとんどですから、途中で他に良い店があれば当然、そちらに行ってしまうでしょう。

どうすればいいか?

いまから考えれば、いろいろな選択があったと思います。時間をかけて探せば、もっと良い物件に巡りあえるチャンスはあったかもしれない。

しかし私のなかではもう、いろいろな意味で「いくしかない」とも感じていました。

(続く)

この記事を書いた人

Y.Udagawa

趣味はクラシックギターと読書。2019年は「独立15周年!」の個人的お祝いイヤー。三児の父、全員男。