独立開業15周年を個人的に記念して、いままでのことを振り返ってみます。

今回も店鋪物件探しのあれこれですね。どんなところが難しかったか、についてです。

15周年記念「いままでのこと」第四回

最近は、いわゆるシェアオフィスやシェアサロンが増えてきたため、物件を借りなくても開業できる、そんな環境が整ってきているようにも感じます。

私が開業したときは、借りるしか選択肢がなかったので、かなりの数の物件をチェックしました。しかし実際には、なかなか難しい部分がありました。

まず、予算と資金の問題。

駅近など条件のよい物件は、当然、高い。しかしそのぶんだけ、集客も見込めそうな気もします。安い物件は、その逆。ハイリスク・ハイリターンか、ローリスク・ローリターンか。

話は前後しますが、開業したあとにいろいろな施術家、セラピストと知り合いになりました。そこでやっぱり多かったのが「家賃がキツイ」という話。これは、いったん借りてしまったら簡単に変えることも、辞めることはできないからで、試しにやってみる、ということができません。

もしもいまだったら、施術室ひと部屋あたりの売り上げから計算しておおよそのあたりをつけていくと思うのですが、当時は未経験だったので、計算を実践に活かす「勘どころ」みたいなものが、まったくありませんでした。

次に、単純に「借りられない」という問題。

なんだかんだ言って、個人で店舗物件を借りたいのですが……という案件は、当時の私にはハードルが高かったようです。不動産屋さんから返事をもらえればよいほうで、「大家に聞いてみますね」と言って、そのまま返事をくれないこともありました。あとでこちらからかけ直すと、「大家の許可が降りませんでした」といわれて終了。

ただこれは、いまでも苦労されていらっしゃるお客さんもいらっしゃるようです。個人が事業物件を借りようとするとなかなかハードルが高い、という話はよく聞きます。

というわけで私も、候補地の物件を調べまくったものの、結果的に借りられそうな物件はひとつだけ、という状況になりました。

(続く)