独立開業15周年を個人的に記念して、いままでのことを振り返ってみます。

今回は、店鋪物件探しのあれこれ、についてです。

15周年記念「いままでのこと」第三回

未経験の開業なんて、いまだったらできないし、やりません。

「怖いもの知らず」という言葉がありますが、当時の私がそうだったのでしょうか。振り返ると恥ずかしい限りです。とはいえまあまあ若いうちに無茶ができたので、それはそれでよかったのかな、とも考えていますが……。

開業への第一歩は、とりあえずお店の場所を探すことからはじまりました。

候補となる場所は、割とすぐに決まりました。立川か、国立です。

立川は多摩地区では中心的ともいえる街だし、中央線でみれば、立川駅の乗降者数は新宿、東京に次いで第3位。要するにやたらと人が多い。会社帰りの OL さんやサラリーマンなどに、リラクゼーション目的で立ち寄ってもらえそうな気がします。

国立はそのお隣にある市ですが、多摩地区にありながらも東京都内の所得としては、意外と上位。まあお金持ちが多い、ということなのでしょう。そういった方たちに気に入ってもらえれば、売り上げも安定するかも。

このどちらかにしようと決めたのは、単純に土地勘があったからです。いまから思えば、「それだけで決めちゃっていいの?」って感じですが。

日々、物件探しに邁進しました。インターネット検索、不動産屋めぐり、歩き回って空き店舗の看板を探す。くまなくチェックして、エクセルにまとめていきます。

その頃は「サロン開業」に関する本がなかったので、「飲食店を開業する方法」みたいな本を読んで勉強しました。いまでも覚えているのは、「物件候補を見つけたら、朝・昼・晩の3回、実際にそこに立って人通りをチェックすること」という教え。だから私も、いいなと思った空き店舗を見つけたら、何度も足を運んでチェックしたのを覚えています。実際には、「ここで開業したらどんなだろう」と夢をふくらませていたのですね。

当時の私の武器といえるものは、スクールの「独立開業コース」で学んだ経営についてのちょっとしたノウハウと、これも授業の一環としてお客さんに施術させてもらった、わずかな経験くらいのものでした。

当時の無謀な挑戦は、いま振り返ってもヒヤヒヤします。

(続く)