独立開業15周年を個人的に記念して、いままでのことを振り返ってみます。

今回は、開業を決めるきっかけとなった、当時の友人のあるひと言について、です。

15周年記念「いままでのこと」第二回

私には学生時代からの漠然とした夢がありました。

それは、「カフェか雑貨屋をやる」というものです。ちいさな夢ですが、自分にはふさわしいと感じていたのです。

しかしその夢は、叶えられることはありませんでした。

代わりに、「リラクゼーションサロン」のお店をやることになったのです。私は、ある民間のリラクゼーションスクールで技術を学び、すぐに独立開業しました。

「ワクワクすることをやればいいんだよ」

と、小田急線の中で友人に諭されて、そのときの私は、なぜだかその通りだ、と感じたのです。それで私は、サロンで働いて経験を積ませてもらうという、スクールを卒業したあとの一般的なコースをスキップして、いますぐ開業しよう、と決意したのです。

会社を辞めてスクールに通っていた2004年の夏のことは、いまでも思いだします。社会のスキマの、どこにも属しきれていない解放感とうしろめたさ。不安と希望がないまぜになった遅すぎる青春、最後の猶予期間。

いまから思えば私は、どこか思い詰めたような、焦りの感覚の中にあったのかもしれません。

開業を決意したならば、あとは進むだけ。昔の夢とはすこし違った形だけれど、ついにチャンスが訪れたんだ。

秋になり、私は、開業のための準備へと動きだしていました。

(続く)

この記事を書いた人

Y.Udagawa

趣味はクラシックギターと読書。2019年は「独立15周年!」の個人的お祝いイヤー。三児の父、全員男。