120830

夏風邪をひいてしまい、ベッドに横になりながら読みました。

まず私は平野啓一郎さんの小説が好き、というか、特にちょっと周りくどいような説明的な文章がすごく好きなのですが、それでマイルス・デイビスもやっぱり好きなので、そういう観点から手にとった本です。

あと小川隆夫さんという方は、正直よく知らなかったのですがジャズに関しては結構(かなり?)マニアックな方のようなので、他の書籍も読んでみようと思いました。

内容に関しては、 “マイルス・デイビスについて直接、語るのではなく、周囲の人間にフォーカスをあてることにより、結果として彼がどういう人だったのか?ということが浮かび上がってくる” というような試みの本です。

まあ言ってみればテレビとかでよくみる “容疑者の関係者(友人とか知人とか同じマンションの住人とか)へのインタビュー” みたいなイメージかな。

…とはいえ、実際には “マイルスに関係の深い人” というフィルターを通してマイルスのことを綴っているにすぎないので、面白い試みかもしれないけれども、ものすごく印象的な本か?といわれればそうでもないかも。

しかし私としては内容うんぬんより、平野啓一郎によるマイルスについて、ジャズについての文章が読めたこと、そういう収穫があった一冊だったのでヨシとしたいと思います。


マイルス・デイヴィスとは誰か (平凡社新書)